涙で滲む約束の先に

あべくんと矢花くんに幸あれ

理想は高く 愛は果てしなくー7MEN侍と過ごした夏の記録

春には横アリ演舞場、夏はTDCかEX、秋には日生。季節と共に現場が巡ってくるのが当たり前で自分の中で季節と現場があまりにも結びついていることを思い知らされた数ヶ月だった。

夏が来ることを諦めていた2020。そんな中Summer Paradise2020 俺担ヨシヨシ 自担推し推し 緊急特別魂が発表された。(正直名前ダッサと思ったことは否めないが)なによりも7MEN侍初のTDC単独公演を見届けられることにワクワクした。まず現場1公演分で全ステできるの安すぎない?実質タダじゃん?

 

オリ曲やるかな〜サマハニとかアイドル侍見られちゃう?でも罪と夏で8月奪われた〜いとか適当なことを言ったり自分のソロコンのセトリを考てみたり矢花くんの成人を迎えたり、あれよあれよという間にやってきた7MEN侍公演、通称サムパラ

 

正直気合いが足りてませんでした。

 

1公演目終わったときの疲労感と完全燃焼した脱力感。座ってみてるだけなのに(大光ちゃんごめん)カロリー消費がえぐい。アグレッシブなステージ。

ジャニーズのライブを見ているとは思えないゴリゴリのバンドパフォーマンス、個性が光るソロコーナー、突如現れるスケボー、およそアイドルとは思えない煽りの文言。

サムパラを見せた友人に"古いタイプのジャニオタだからダンスとかファンサとか頑張っていろいろアイドルやって欲しさもある"と言われたのはある意味的確で、アイドルとしてのジャニーズエンターテイメントが好きなひとにとっては確かに物足りないかもしれない。たった1500円払いさえすれば誰でも見られるチャンスだからこそ"ジャニオタにウケる"ような公演をするという選択肢もあったはずで。それでも敢えて自分たちがやりたいこと見せたいものをやり切った上でそれでも自分たちについてくる覚悟はあるのか?オタクに挑戦状を突き付けるかのようなライブだったように思う。

実際、"これは俺たちとお前らどっちが楽しめるかの勝負だからな" "お前ら全員まとめてかかってこい" "これが俺たちとお前らの最終決戦だ"と自担に毎回闘いを挑まれていたわけですが。

ということでセトリ順に感想をつらつらと書いていきたいと思います。

 

1.サムダマ(7MEN侍)

いきなりのオリ曲

本人たちが雑誌で渋いと話していたからなんとなく想像はしていたけど今までのジャニーズJr.の初オリ曲とはテイストが全く違った。

理想は高く 愛は果てしなく

7MEN侍のメンバーはそれぞれセクバだったり天才だったりクラJだったり元々いた居場所が突然無くなった人たちばかりで年齢も若くない、だから7MEN侍に人生賭けようと思ってるメンバーも多いと思っていて。

この歌詞がそんな6人を表している表現なんじゃないかなと。普通なくしたくないものに対して保守的になるじゃないですか、でも"理想は高く"の一言に大衆に飲み込まれずに信念を貫き通すという彼らのプライドを感じてこんなの着いていくしかなくないですか???

7MEN侍は自分たちはアイドルをやるつもりはないとか受け取りようによってはネガティブな発言をするしアイドルの概念を覆すようなパフォーマンスをするし驚くこともたくさんあるけれど、それでも私みたいなアイドルとして好きになったファンを置いてけぼりにしないでくれて。コール動画を出してくれたりなんだかんだアイドル曲やってくれちゃったり自粛中は各々趣向を凝らしたISLAND TV上げてくれたり"愛は果てしなく"与えてくれるグループなんですよね。

はやく現場でセーブメーンさせてくれ……

 

2.DAY BREAK (男闘呼組)

先月の少クラで初披露して(特に矢花担が)ざわついた曲。

Daybreak(=夜明け)という曲の"俺たちの夜が明ける"というパートを黎(=夜)が歌い上げるのって偶然?それとも必然?夜明けというワードに7MEN侍のやってやるぞという決意を感じてゾクゾクする…あと上ハモが好きすぎる。個人的には1番ハモりがうまくハマってる曲かなと。

 

3.ローリングコースター(関ジャニ∞)

直前の男臭さ全開の激しい曲調から一転軽やかなテンポのかわいい曲。

"気が済むまで食べる それが君の座右の銘だって"

ここ本髙克樹さんに歌わせること決めた方誰ですか?金一封差し上げます。1公演目は"君"って歌ってたけど2公演目以降"僕"の座右の銘になっててお腹いっぱいご飯を食べさせてあげたくなりました。ここはキーボードの周りにりねれあが集まってきてチームマシュマロこと兄組がきゃっきゃしてるのが本当に可愛い。りねれあがソーシャルディスタンスガン無視で1つのマイクで歌ってるのもかわいい。

あとなんといってもこんぴちゃんの落ちサビ!こんぴちゃんの歌声は限りなく透明に近い透き通った本当に綺麗な声なんですよね…ずっとここだけ聴かせて欲しい。

 

4.侍唄(関ジャニ∞)

大人なこんぴちゃんタイム。こんぴちゃんのアコギ弾き語りは心が浄化される気がします。

矢花くん前髪で顔ほとんど隠れててまじモンの侍だった。ちなみに私は髪結ばないでもしゃもしゃしてたのが好きでしたね。

 

5.I Know. -7MEN style(矢花作詞作曲) 矢花ソロ

初日、それでは聞いてください(首コテン)(ニコッ)って感じだったからポップな曲が来るのかななんて呑気に構えてたから完全に油断した。まさかこんなに早く矢花くんの手によって作り上げられた作品を目にするとは思わなくて後頭部を突然殴られたような衝撃だった。動揺していて思い返してもやばいしか言葉を発していなかったと思う。(担タレ?)10代の矢花くんの荒削りな言葉を浴びられるなんて誰が想像できた?

怒りとも憎しみとも葛藤ともとれる叫び、到底私には理解できないし多分理解させるつもりもないんだなと。

曲中に出てくる"わたし全部知ってるよ本当はね?"の私は誰なのか、とかその2回の文末も歌い方も違うことに意味はあるのかとか、〜kiss youとFake you〜の相反する感情は同一人物なのかとか気になることはいっぱいあるんだけど正解はきっと矢花くん自身にしか分からなくて。最初は若いな〜尖ってるな〜としか思ってなかったけど実はこれが何年経っても変わらない彼の根本なのかもしれないし未成年特有の主張なのかもしれないし実はそんなに深い意味なんてないのかもしれないし。いくらオタクが頭を悩ませたところで分からないけれど、10代の彼の頭の中を少し覗くことができた気がして成人を迎えて大人になっていく矢花くんがこれからどうなっていくのか見続けたいと思わされてしまった。

曲の中盤で感情に任せてハーモニカを吹き荒らすところがあったり、かと思えば4回目公演だけ心の叫びを叫んでいたり、オーラスの曲振りは突然別人格になって語り出したり…矢花黎という人間、人生何周目?(正直なところ大光チャレンジのハーモニカの方が綺麗なハーモニーを奏でていたのがチラついて毎公演笑いが堪えきれなかった)

あとアイドルのライブでスタンドマイクってあんなに振り回すものでしたっけ?あまりにも器用なスタンドマイク捌きでもしかして矢花くんわたしの知らないところでインディーズバンドとかやってる?週末下北のライブハウスとかでライブしてたりする?という感情にならざるを得なかった。その技どこで習得したの?

でもってこの曲の何がいいかってメンバーがノリノリで演奏している所なんですよね。理解のあるメンバーに囲まれてよかった、矢花くんが初めて入ったグループが7MEN侍でよかったなと。ギター!!!!って矢花くんが叫んでこんぴちゃんにスポットライト当たるところが個人的にめちゃくちゃ好き。

歌詞にある"エゴエゴ利己的"の韻の踏み方は好きだったので積極的に使っていきたいです。


6.T.A.B.O.O.(櫻井翔) 本髙ソロ

はいきました、高学歴ソングことT.A.B.O.O.。実は風景魂の頃は嵐担だったので本家櫻井翔さんのT.A.B.O.O.を国立競技場で目の当たりにし、18Jr.祭りと19サマパラで阿部亮平さんのえちえちなT.A.B.O.O.を見て育ってきたので高学歴スタンプラリー絶賛コンプリート中なわけですが、今までで1番かっこいいに振り切ってるなという印象で。

あべくんはいつもあざとかわいいと言われるギャップからの色気を前面に押し出したT.A.B.O.O.である意味歌詞に忠実な魅せ方だなと思っていたけれど、本髙くんは得意なラップを生かしたテンポの良いアレンジに若さと強引さを感じて同じ曲でこんなにも違うのかとシンプルに衝撃でした。本髙くんって賢くて頭はキレるけどぽわぽわしててマシュマロみたいでかわいいんです。でも曲が始まると一気にスイッチ入ってめちゃくちゃかっこいいんですよね〜〜〜あとシンプルに顔がいい。歌の安定感も実は1番ある?

もうひとつ、入りのぽんたいこがアイコン取って1音目入るところがめちゃくちゃ好き。YouTubeの初期の方の距離のある刺のある感じを微塵も感じさせない、これぞ雪解けなぽんたいこ〜

7.Rollin' (SixTONES)

すとんずの曲めちゃくちゃバンド合うな……シンプルにかっこいい

 

MC

ここ兄組と弟組で分かれて衣装着替えに行くのですが兄組の安心感すごい。大光ちゃんは着替えが爆速なのでひとりで先に来るのですがお兄ちゃんたちに囲まれて嬉しそうに暴れる大光ちゃんに母性しか感じず……兄組お着替え中の弟組MCは探り探りな感じでYouTubeとか矢花くんがだいたい回してるイメージあるけど兄組のサポートがあってこそなのだなと改めて感じました。

矢花くんはネット用語をあまりにも知りすぎていて恐ろしいし間違いなくTwitterの民。私のフォロワーに絶対いる。あと(無駄な)語彙力何?お小水とか人生で1度も使ったことありませんが?

どの公演か忘れたけど映ってないと思って唇ぺろぺろする矢花くんがぺろかった。すぐ唇乾燥するのに肌つるつるもっちもちなのなに?スキンケア興味なさそうだし使っててもハトムギ化粧水しか使ってなさそうで悔しい。

 

8. Danger (KAT-TUN)

9. Right moves (山下智久)

"可愛いあの子は、シャッチョサンにおべっかです
否定はしないが僕にはできそうにない"の矢花くんのパート、大人に媚びたりうまく立ち回れなさそうな矢花くんって感じでよかった。矢花くんの口から出るシャッチョサンがなんか可愛くて毎回心待ちにしていました。

矢花くん前は楽器持ってるとき以外表現の引き出し少なそうだなという印象が勝手にあったのですが今回余裕そうで毎回変えてきてちょっと悔しかったな…


10. 罪と夏 (関ジャニ∞)

これ〜〜〜夏といえば罪夏!!!!

2年前にSnowManのサマパラで聴いてから夏になると毎日聴いてた曲なのですがThe 夏曲でテンションぶち上がって超楽しい。オタクは自担に8月のすべてくれないか?と聞かれたら一生を捧げてしまう、そういう生き物です。

ソロ準備で抜ける嶺亜さん以外の5人が床に寝っ転がって星を作るのがめちゃくちゃかわE〜〜〜本当にほぼ成人してるグループなの??矢花くんがこんぴちゃんの頭のぐしゃぐしゃにしてやめろ〜💢って怒ってたりやばぽんがおんぶしてたりRINCHANが片手で矢花くん持ち上げるチャレンジ始めたり自由でかわいい実質ファンサ曲でした。12日12時公演の()内のイヤーン叫んだのだれ?


11. Bubble Gum (有岡大貴) 嶺亜ソロ

ピンクの衣装にかわいい曲調が本当に似合う。女として完全敗北を感じるかわいさ。最後のガム踏んじゃうところあざといな…いつかあざとくて何が悪いの?に出て欲しいのでテレ朝さん何卒よろしくお願い致します。


12. PHOENIX (KAT-TUN) 大光ソロ

いや脚なっっが…大光ちゃんこんなスタイルよかったの……?!

本当にまだ高校生なの?と思わずにはいられないつい見入ってしまうダンスも歌詞に合わせた表情も超かっこいい。金曜日の狂犬isどこ??

 

13. Oh! my darling (山田涼介) 琳寧ソロ

いやいや白スーツはさすがに結婚ですよね?ワイワイトゥーナイト♩とグループ唯一の王道アイドル担当菅田琳寧さんが歌うわけですよ。歌ってるときキラッキラのアイドルなのに終わってすぐ安定感のあるアクロにやられる。RINCHANの笑顔は太陽だよ……


14. Otherside (SMAP

実は7MEN侍スケボーもやっちゃうんです。矢花くんがステージから落ちないか毎回ドキドキしてました、実は。


15. サンセットベンチ (木村拓哉) 今野ソロ

こんぴちゃんの透き通った声を独占できる時間。もっと色んな人にこんぴちゃんの歌声を聴いてほしい…切実に。

毎回頑張れ…!と固唾を飲んで見守ってしまうので一緒に見てた友人にスーパー保護者タイムっていわれた。わかる。


16. I Scream Night (Kis-My-Ft2)

名前コールしたいし絶対ライブだったらもっと楽しいやつ〜〜1日目の2公演目で矢花くんがこんぴちゃんの腰に手を回す仕草があまりにも自然でけしからんかったのですが?!そのあとさりげなく避けられてて不憫可愛かったです。

あとParty DA I Scream I Scream Nightのところ、バニラアイスクリームナイトだと思っていたのでさっき歌詞見て驚きました。

 

17. SAMURAI (タッキー&翼)
18. シンデレラガール (King & Prince)

18クリエで披露したことは知っていたのですが全然想像がつかなくて、でも柔らかくてこんなにバンドと親和性が高い曲なのかと。矢花くんはひとりだけ違う世界にいたし大光ちゃんは23時にはおうちに帰りましょう。でも実際は妹が帰ってこなかったら心配するからちゃんと送り届ける矢花くん好きしかなくない?

 

19. Rockin' (KAT-TUN)
20. JUMBO (TOKIO)

みんなとっても楽しそうに活き活きと演奏するのでこっちまでニコニコしちゃう2曲。男子校生の青春みたいな学祭ラストみたいなそんな感じ。早く現場でJUMBO!って叫びたい〜〜JUMBOのラストでみんなジャンプするところがあるのですが矢花くんはカエルみたいな垂直跳びで移動するしこんぴちゃんはマイペースに歩いてくるところ個性でてて面白い。あと克樹のキーボード触りたがるやばれあが可愛くてそんなときも自分を崩さないこんぴちゃんが可愛くてドラムセットにちょこんと座る琳寧が可愛くてさっきまでオラついてた侍のみなさんどこ?


21. サムダマ(7MEN侍)

オリ曲アゲイン。

初回公演矢花くん大人しくて無観客だとやっぱりテンション上がらない?と思っていましたがそんなのは杞憂で回を重ねるごとに大光からドラムを奪い本髙くんからキーボードを奪い最終的にスティックを捨てる。キレッキレに暴れまくる矢花くんが、7MEN侍がとにかく目が離せなくて最高なんだ。

"おいお前らもっといけるだろ??"と画面越しに煽られたと思いきやまさかのメンバーに対してだったり、"まだ終わらせねぇよ"と言われたり、"貸せよ!!!"とメンバーで楽器を奪い合ったりパワーワード連発の何が起こるかわからない7MEN劇場。こんな愉快なグループあります??

オーラスのラスト"1,2,3,4,5,6…俺たちが7MEN侍だーッ!!!!!!!"

がめちゃくちゃ良かった。これを矢花くんが叫ぶのも含めて最高だった。加入当初の映像を見ると矢花くんは遠慮がちだなと思ったり加入する時も迷ったと話していたりデビューとか大きい夢にはあまり言及しなかったり。7MEN侍に入って矢花くんは幸せなのかなと考えてしまうこともあったけれど、最近はグループとしての野望を少しずつ雑誌で話してくれたりする矢花くん本人の口から"俺たちが7MEN侍"って出てくるのが嬉しくて(ど新規が何を言ってるという感じですが)この6人が同じグループのメンバーとして出会えてよかったなあと思う気持ちがより一層の大きくなった、そんな夏の締めくくりでした。

 

5公演色んなアクシデントがあったりハモリの伸び代だったり自分たちのメインステージに慣れていない6人の緊張感だったりまだまだ発展途上の7MEN侍と一緒に青春を駆け抜けた2日間は眩しいくらいキラキラしていて、いまだにロスから抜けきれてきませんが…

7MEN侍のことがまた大好きになった夏でした🌻最高の夏をありがとう。

いつか胸に描いてた未来図が今になる日がきますように。

 

おしまい